2025-07-18
夏バテ対策をしましょう♪
Category:子育てにお役立ち情報
子どもは暑くても元気いっぱいに思えますが、じつは大人よりも夏バテになりやすいのです。
その大きな原因は、体内の水分の割合です。大人は体重の55~60%が水分ですが、幼児は65~70%と、大人よりも水分の割合が大きいため、汗などで水分が失われると脱水状態になりやすく、夏バテへとつながってしまいます。
夏バテの原因は、大きく次の4つに分けられます。
温度差による自律神経の乱れ
暑い屋外と冷房の効いた屋内。この温度差の大きい屋外と屋内をくり返し行き来することで、体温調節を行う自律神経が乱れ、体内のさまざまな機能に影響が出ます。
発汗による水分・ミネラルの不足
汗をかくことで体内の水分・ミネラル(ナトリウム、カリウムなど)を失うと、脱水状態になり、体の中に熱がこもりやすくなります。
暑さによる食欲減退
暑さで食欲がなくなると、十分な栄養が摂れとれなくなり、消化機能も低下してしまいます。
暑さによる睡眠不足
寝苦しい夜が続くと、十分に眠れず、疲労を回復できなかったり、体力を消耗したりします。
家庭でできる、夏バテ回復のための対処方法
○エアコンの温度は25~27℃に設定
室内を冷やしすぎないように、エアコンの設定温度を25~27℃にします。
エアコンや扇風機の風は、直接子どもに当たらないようにしましょう。口や鼻が乾燥して、息がしづらくなってしまいます。
暑くて寝苦しい夜には、27℃ぐらいの設定にして風向きに注意すれば、一晩つけっぱなしにしても問題はありません。
冷たいものは控えめに
胃腸を冷やしすぎないためにも、冷たい飲み物はできるだけ避けましょう。
ジュースよりも、むぎ茶やイオン飲料など、ミネラルが入った水分をぬるめにして飲ませるようにします。
栄養と食べやすさを考えた食事を
野菜でビタミンを摂取
ビタミンの多い野菜を摂取することで、免疫力がアップします。
特に、見た目にもカラフルな彩りが加わる夏野菜がおすすめです。色数が多いことで、食欲がわく効果があります。
クエン酸を含む梅干しや酢、レモンなどの酸っぱいものをとる
疲れを感じる体の回復には、クエン酸が役立ちます。暑い夏に、酢の物やはちみつレモンが欲しくなるのは自然なことなのです。
酸っぱいものが苦手なお子さんには、酢豚や甘酢漬けなどを試してみてはいかがでしょう。
いろいろな食べ物からたんぱく質を
特に豚肉は、疲労回復にもってこいのビタミンB群を多く含んでいます。
お肉や魚、大豆などからバランスよくとるとよいでしょう。
普段よりも少しだけ塩分を多めに
塩分は、食欲増進に効果的です。
汗で流れ出る塩分もあるため、夏バテの症状が出ているときは、少しだけ多めに摂取を。料理への塩分を足すほか、みそやしょう油などを使う料理を意識して一品追加すると、取り入れやすいです。
また、毎日、同じリズムで早寝早起きすることを心がけることや、朝などの涼しい時間帯に、適度な運動を取り入れることも効果的ですよ〜