2022-08-23
避難訓練で使われる「おかしもち」とは
Category:子育てにお役立ち情報
9月1日は防災の日です。その日に合わせて各地で避難訓練が行われます。
保育園では毎月様々な災害やトラブルにに合わせて職員同士や子どもたちと行っていますが、この機会にご家庭でもお子さんと災害についてお話しされるとお子さんの記憶に定着していざと言う時にパニックにならず行動できるのではないでしょうか。
こちらでは保育園の避難訓練に使われる「おかしもち」についてご紹介しましょう。
命を守るための「おかしもち」
お・・・おさない(お友だちや先生など周りの人をおさない)
火災や地震が起こったときには我先にと逃げ出したくなる気持ちはわかります。しかし周りの友達や先生をして逃げようとすると周りの人はもちろん自分自身も怪我をしてしまう可能性があることを伝えてあげてください。
か・・・かけない(自分だけで駆けない(走らない))
急いで逃げなければいけないそういう時も、自分だけ走って逃げ出そうとすると転んで怪我をしてしまう可能性もあります。特に地震の際は、揺れがおさまってから逃げるのが正解です。単独行動をとるとみんなは困ってしまうことも伝えておきましょう。
し・・・しゃべらない(お友達としゃべらない)
地震や火災が起きたときに周りのお友達としゃべるとどのようなリスクがあるのか伝えておきましょう。
喋っていると先生がどんなふうに動けば良いと伝えているか聞こえなくなってしまいます。
また火災であれば喋っていることによって口の中に煙が入り、苦しくなることも教えてあげてください。
も・・・もどらない(今までいた場所にもどらない)
火災や地震が起きた後、建物の外に逃げることがあります。
逃げた後に上着を忘れた、バッグを取りに戻らなきゃと元いた場所に戻りたくなる可能性もあるでしょう。
しかし逃げてきた場所に戻るのは危険です。なぜ戻ってはいけないかをお子さんが不安にならないように伝えましょう。
ち・・・ちかづかない(危険な場所に近づかない)
地震や火災が起きたときにお子さんはどこが危険かわからずに近づいてしまうことがあります。
どんなところが危険なのか、危ない場所なのか詳しく教えてあげるとお子さんも警戒するようになるでしょう。
おかしもちをお子さんと話題にしよう
「おかしもち」を知っていてもお子さんが意味を理解しているかはわかりません。
しかし、繰り返し伝えていくことで音で言葉を覚え、成長とともにその意味がわかるようになってくるので、保育園で避難訓練が行われるたびにご家庭でも話題にしておくとお子さんの記憶に残っていくでしょう。
記憶に残っていることで万が一の時に思い出す可能性が高くなり、命を守ることにつながるのです。