2021-08-19イヤイヤ回路・好き好き回路? 0件のいいね!
好きと嫌い。この感情は皆さん持っていると思うのですが、この感情の判断をしているのはいったいどこなのでしょうか。
感情の判断をするのは記憶をつかさどる海馬の入り口にある偏桃体です。
偏桃体は情動、感情に強くかかわってくる部分で、ここが「すき」「きらい」の根っこの部分になります。
そのうえで論理的な脳である前頭葉がその選択肢を吟味して意思決定が行われるのです。
好きと嫌い。この感情は皆さん持っていると思うのですが、この感情の判断をしているのはいったいどこなのでしょうか。
感情の判断をするのは記憶をつかさどる海馬の入り口にある偏桃体です。
偏桃体は情動、感情に強くかかわってくる部分で、ここが「すき」「きらい」の根っこの部分になります。
そのうえで論理的な脳である前頭葉がその選択肢を吟味して意思決定が行われるのです。
「集中力が落ちてきたなー」と感じた時皆さんはどんな対策をしていますか。
世の中にはいろんな方法があると思いますが、その中のいくつかを紹介したいと思います。
【タッピング】
イライラして集中ができなかったり、物事が続かないときにお勧めです。
手のひらを太ももに置き、その手で太ももをリズム良くたたきます。
眼を閉じて深呼吸をしながらなんていうのもいいかもしれません。
この動作によって体から脳に刺激が伝わり、ノルアドレナリン系が活発化しやすくなります。
また、リズミックな運動はセロトニン神経系も活発化させるので集中力の補助動作になり、受動的な集中状態を作りやすくします。
次回に続きます。
集中するときに何かをするというような方は多いのではないでしょうか。
そもそも人はいきなり何かを始めるのが苦手です。
特にやる気がないことを始めようとすると集中できないのは普通のことです。
そんな時には何かを行う前にこれをすると決めておいて、パターン化すると集中しやすくなります。
パターン化してくるとそれに慣れが生じ、その結果前頭葉が鎮静化して癒され「待てる」状態が作られます。
その状態で行動を起こすと脳内で興奮が生じ、「やる気回路」の中心となる線条体のスイッチが入ります。
なので、一連の流れをルーティン化していくことがやる気の維持などの決め手になります。
何かをしているときついぼんやりしてしまうことありますよね。
そんな時に効果的なのが「眼球運動」です。
そもそも集中力というのは「眼球をいかに動かすか」ということで、極端に言うと目線をある一定に固定することです。
眼球を動かして前頭眼野を活性化させ、「見る」メカニズムを使って集中力を高める方法もあります。
1.何か四角いものの中央を見つめます。
2.頭を動かさないで四隅を1,2,3,4…8と2週左回りで眺めます。
3.次は同じように右回りで2周します。
4.終わったら深呼吸をします。
簡単ですよね。
もし何か集中できないことがあったときには是非やってみてください。
タイトルにもなっていますが「まごわやさしい」。これ何のことだと思いますか。
呪文のようですよね。
これは集中力を高めるといわれている食材の頭文字を並べたものです。
ま(豆類)
ご(ゴマ)
わ(わかめ、海藻類)
や(野菜)
さ(魚)
し(シイタケ、キノコ類)
い(イモ類)
朝食は集中のもとと言われています。
それに合わせて食事をとると「知情意」の「知」や「情」にかかわる部分の働きが活発になります。
頭の回転が良くなるだけではなく、いろいろな感情を抑えられて集中力が上がるといわれています。
あまり意識しすぎるのもよくないので、「そうなんだな」程度に知識として知っておいていただけたらと思います。
何かに集中するということは、それ以外の時間とのメリハリをつけることです。
こうした頭の切り替え能力は、遊びで鍛えられます。
物事の好き嫌いにかかわる偏桃体の発達ピークを迎える5歳頃までに、「頭を使う」ことを楽しむ習慣をつけておきましょう。
「頭を使う」と言っても、迷路や間違い探しなどのゲームを楽しむだけで大丈夫です。
じっと座って手を動かすだけで、集中力が鍛えられるでしょう。
迷路や間違い探しはワーキングメモリを使う練習になり、将来の算数の授業などで役立ちますよ!
頑張っていても、なかなか集中力が続かない時がありますよね。
○イライラしたり、気分が乗らない時
おすすめなのは『タッピング』です。
体を手のひらでリズミカルに叩いてみましょう。
この時目を閉じて深呼吸をしながらやると更に効果的です。
脳が目覚め、「癒し」にかかわるセロトニン神経系が活発化します。
○ぼんやりして眠い時
「眼球運動」がおすすめです。
どこか一カ所をじっと見たり、視線を動かしたりすると、前頭眼野を中心に前頭葉が活発化します。
○どうしても眠い時
思い切って寝てしまいましょう。
20分程度のショートスリープなら、セロトニン神経系の活動が高まり、睡眠前に勉強していた内容の定着も期待できますよ。
“休み明けは気分が乗りにくい・・でも週の半ばは調子よく動ける!”
1週間の中で気分の上下があるように、実は脳の活動にもリズムがあります。
お子様の集中力のリズムをチェックして、学習内容や量を調整するのもいいですね。
そこでおすすめなのが、『いつもの儀式』です。
勉強などを行う前に、スポーツ選手が競技前に行うような『いつもの儀式』をつくりパターン化すると、始め方に『慣れ』が生まれ前頭葉が鎮静化します。
そうすると勉強をすることに癒しを感じ、その状態で勉強を続けると、“作業性興奮”の状態になり、勉強が快感になるのです。
お子様と一緒に勉強前の儀式を考えてみるのもいいですね!
勉強する際に集中力をキープするには、学習計画を15分サイクルで組み立てるといいでしょう。
○最初の15分・・復習でウォーミングアップ(線条体が活動し始めます)
○次の15分・・教科書などを読み込む
○次の15分・・問題を解く(まずはすぐに解ける問題から始めましょう)
○最後の15分・・おさらいと明日の予定つくり
だらだらと長時間勉強することは、脳の特性からみて効率が悪くなります。
脳が疲れると脳内物質の分泌が悪くなり、勉強したことが脳に定着しにくくなってしまうのです。
時間の区切りにはアラームの利用がおすすめです。
アラーム音は勉強モードと休憩モードの切り替えに役立ちますよ。