2022-07-04
噛む力を育てよう!月齢ごとの離乳食の進め方
Category:子育てにお役立ち情報
食事は子どもたちの体の栄養となるだけでなく、心の成長にも寄与する良いようとなります。
またよく噛んで食べることで脳育にもつながっていくのです。
昨今ではしっかり噛まずに飲み込んでしまうお子さんが増えている印象があります。
離乳食の時期からしっかりと噛むことを意識して、口の発達に応じた離乳食を用意してあげましょう。
月齢ごとの口の動きと離乳食
こちらでご紹介するのは目安なので、参考までに。
実際にはお子さんの咀嚼力に合わせた離乳食を用意してあげてください。
0~4ヶ月
●口の動き
口の力が弱く、半開きのままです。舌の動きも前後運動が中心です。
●離乳食のポイント
この時期は母乳やミルク、湯冷ましや麦茶などが中心になります。比較参考までに。
5〜6ヶ月
●口の動き
下唇が入り込む形で口を閉じて飲み込むことができるようになります。舌の動きは前後運動が中心です。
●離乳食のポイント
ポタージュ状のお粥など。この時期はまだ焦って離乳食を始めなくても大丈夫です。
お子さんのペースに合わせてくぼみの浅いスプーンを下唇にのせて上唇が閉じたら水平に引くように食べさせます。
7〜8ヶ月
●口の動き
唇でしっかり食べ物を受け止められるようになります。舌は前後運動に加えて上顎に押し付けて食べ物をすりつぶす上下運動ができるように。
●離乳食のポイント
舌でつぶせる豆腐くらいの硬さのものを用意します。
すすりのみをできるようになってくるので、下唇にスプーンをのせて上唇を閉じてしっかり取り込むまで待ちましょう。
9〜11ヶ月
●口の動き
噛んでいる方の広角が上がるのがわかるようになります。
舌は前後、上下運動に加えて舌で歯茎に食べ物を乗せる左右の運動ができるようになります。
●離乳食のポイント
完熟バナナくらいの歯茎でつぶせる硬さのものを用意します。
手づかみで食べようとしたり、前歯でかじり取ることが少しずつできるようになってきます。
手づかみで食べられる食べ物を用意しましょう。
12〜18ヶ月
●口の動き
食べ物を自分の口まで持っていけるようになります。より上手に前後、上下、左右に舌を動かせるようになるでしょう。
●離乳食のポイント
歯茎で噛める肉団子くらいの硬さのものを用意します。
乳歯が生えそろう3歳頃までは噛む力が未熟なので、大きさや硬さを食べやすい大きさに調節してあげてください。
噛む力を育てるためにはまずしっかりと唇を閉じることが大切です。
スプーンは口の奥まで入れてしまわず下唇に置いて待ちましょう。ごっくんが終わったあとで次のひとくちをあげます。
上唇を閉じて食べる習慣をつけ、すすりのみで味わう感覚を育てる。焦らずにステップを踏んで進めていってください。