ことばや集中力が身につく 絵本の読み合い|小規模認可保育園 北安曇郡白馬村北城【サンライズキッズ保育園 白馬園】【公式】

はくばえん
白馬園
長野県北安曇郡白馬村北城8742-1
白馬駅から徒歩5分
050-5807-2449 (平日10:00-17:00 )
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サンライズキッズ保育園 白馬園のカリキュラム

ことばや集中力が身につく 絵本の読み合い

昔から、絵本の読み合いには子どもの学力向上や心の成長など、たくさんの効果があると言われてきました。それならばと、積極的に読み合いをしたいと考えるご両親は少なくないでしょう。
ところが、「いつから始めればいいのか?」「うちの子はだまって聞いていられない」「どんな絵本を選べば良いかわからない」など、気になる点も多いようです。
ここでは、絵本の読み合いがもたらす具体的な効果や、年齢別の絵本の選び方などについてご紹介します。

目次

絵本の読み合いから期待できる効果

●感情を豊かにする

白馬園の様子

絵本の世界に入り込んだ子どもたちは、物語の登場人物に共感します。喜んだり怒ったり、悲しんだり…さまざまな感情を疑似体験するのです。
そして自分が感じている感情がどのようなものなのか理解し、それを上手く表現できるようになります。同時に、他者の心の動きも感じ取りやすくなるので、お友だちや周りの子たちとの人間関係を良好に築けるようになるでしょう。

●集中力をアップさせる

子どもの集中力は短いため、何をしていてもすぐに気が散ってしまいがち。おうちで絵本を読んであげても、なかなか聞いてくれないというお悩みを抱えるご両親も少なくないでしょう。
しかし根気よく続けてあげることが大切。だんだんと集中力が身に付きます。
サンライズキッズ保育園でも、入園してすぐのころは最後までじっとしていられない子が今までにたくさんいました。ところが、毎日読み合いを続けているうちに、いつのまにか終わりまで夢中になって聞いてくれるようになるのです。

●言語能力を養う

絵本にはもちろん子どもの学習能力、おもに語彙力や読解力といった言語能力を向上させる効果も期待できます。
特に幼いうちは、子どもにとっての絵本は初めて聞く言葉や表現ばかり。しかし、絵を見ながら聞いているのでその意味が理解しやすく、楽しく覚えられるのです。まだ文字を読むことができない小さな子も、耳にした単語を口真似することで、自分の言葉としてつかえるようになります。
そうして身に付いた言語力は、周囲とのコミュニケーションに役立つだけでなく、小学校以降の学業にもよい影響を与えるでしょう。

●想像力を育む

白馬園の様子

絵本にはさまざまな世界や物語が描かれているので、子どもたちは登場人物の気持ちやお話の続きなどを考えながら聞いています。すると視野や世界が広がり、想像力の発達にもつながるでしょう。
目に見えないものを心に思い描く力が、想像力です。想像力が豊かな人は、他人の気持ちや言葉の背景を考えながら思いやりを持って接することができます。
また、大人になって社会に出たときにも想像力を生かして、仕事で良いアイデアを考えついたり、日常生活における危険や失敗を未然に防いだりなど、人生をより良い方に導くことができるでしょう。

子どもの年齢別絵本の選び方

絵本選びには、子どもの好き嫌いだけでなく年齢を考慮するのもポイントです。
読み合いを楽しんでもらえるように、その子にぴったりの絵本を選んであげましょう。

●0歳児

絵本の読み合いに年齢制限はありません。0歳の赤ちゃんでもじゅうぶんに効果が得られます。
ただし、ストーリーはまだ理解できないので、絵を見て楽しめるものを選んであげると良いでしょう。
まだ視力もできあがってないため、原色で描かれた絵本がおススメ。たくさんの色を見ることで脳が刺激され、発達させることにつながります。形もわかりやすい絵が良いでしょう。
見開きでドンと描かれた作品なら、赤ちゃんの興味をより引くことができます。

●1歳児

0歳のころから引き続き、絵を見て楽しめるものはもちろんおススメですが、さらに言葉のリズムや音感が楽しい絵本も読んであげください。擬音語や擬態語、言葉の繰り返しなどがある絵本に、子どもは興味を惹かれます。
真似したくなるような言葉が並んでいると、言葉を覚えるきっかけにもなるはず。

●2歳児

少しずつストーリーも楽しめるようになってきますが、1回聞いただけでは理解するのは難しいので、何度も繰り返し読んであげてください。
感情移入もできるようになるので、食事や睡眠、トイレといった日常生活をテーマにした絵本を選べば、しつけのきっかけになるかもしれません。

●3歳児

2歳のころよりもさらに進んだ、ストーリー重視の絵本に挑戦してみましょう。
ただし、好き嫌いや成長には個人差があります。小学校低学年用の絵本を好む子や、1歳児向けの絵本を何度も読みたがる子などそれぞれなので、あくまでその子の興味を大切にしてあげましょう。

絵本は子どもにたくさんのすばらしい効果をもたらしてくれます。サンライズキッズ保育園ではそんな効果を最大限に生かせるよう、全園で1日10回以上の読み合いの時間を設けています。
おうちではなかなかこの量を毎日続けるのは難しいと思いますが、少しの間だけでもお子さんに絵本を読んであげてみてはいかがでしょうか。
子どもの成長はあっという間です。ぜひかけがえのない今の時間を大切にするためにも、親子のコミュニケーションツールとして、ぜひ絵本を楽しんでください。

令和4年度 保育士の振り返りアンケート結果

「絵本の読み合い」を通して、子どもたちに変化が見られたか。
また、変化が見られた場合どのような変化が見られたか具体的に記載してください。

保育士の振り返りアンケート結果

白馬園の保育士回答

  • お気に入りの絵本を繰り返し「読んで」、と持ってくるようになりました。
  • 落ち着いて最後まで絵本に集中して見られるようになりました。
  • 毎日読み合いを行うことで、子どもたちの絵本への興味が出てきたり、集中力が高まったりしてきたと感じます。
  • お話を覚えていたり、楽しみにしていたり、興味関心や集中してみる力が育まれたように思います。
  • 絵本に対して以前より集中して見られるようになってきていると感じます。
  • 集中が続くようになり、座って絵本を読んだり、じっと見たりすることができるようになりました。
  • より絵本が好きになり、少しの時間でも絵本を読みたいと子どもたちから言ってくるようになりました。
  • 絵本を集中してみる時間が増え、少しずつ長い話も聞けるようになっています。
  • お気に入りの絵本ができ、読み合いの時間を喜ぶ姿が見られました。また絵本の中の言葉を覚え、一緒に読む子どももいました。

白馬園以外のサンライズキッズ他園の保育士回答

  • 以前より集中して絵本を見られるようになりました。
  • 物事に集中することに対する強弱の付け方などを学び、子どもの集中する時間が長くなったように感じます。
  • お話を楽しみにしたり、お話に集中したりする力がつきました。
  • 絵本に出てくる簡単な言葉や音を覚えたり、絵本の読み合いの時間を繰り返すことで集中してお話を聞けるようになったりしています。また、落ち着いて静の時間を過ごせるようになりました。
  • とくに2歳児では、戸外遊びの時に見たものが絵本に出てきたものと似ていたり同じだったりすると、知らせたり、それに対してイメージをふくらませてみたり、また会話や遊びの中でお話と同じ内容を取り入れてみたりするなど、遊びの中で絵本のストーリーを取り入れ、より想像力豊かに遊ぶ姿が見られました。
  • 繰り返し絵本の読み合いを行うことに対して、子どもたちの反応が大きかったです。
  • 散歩中や戸外遊び時に「絵本に出てきた〇〇だね」と話して発見を楽しむ姿が見られました。
  • 絵本に興味を持つ子どもが増えたと感じました。また、語彙が増えたことに成長を感じます。
  • 絵本の中に登場するものを、現実に存在するものの中から見つけたり、言葉を繰り返しているうちに覚えたりしました。
  • 集中力が高まり、座ってじっと絵本の話を聞く姿が増えました。
  • 登場人物の心情を想像することで他者の気持ちを考えてみる想像力が養われたり、語彙を身に付けたりすることができました。
  • 絵本の展開を覚えて発語したり、一緒に笑ったり驚いたりするようになりました。
  • 集中力がつき、全体の読み合いを静かに聞けるようになりました。
  • 年度終わりでは長めの絵本 ( 内容によるが年中向き ) の絵本を静かに聞けるようになるほど集中力がつきました。
  • 物事に対する集中力が高まり、言葉からの想像力も育まれたと感じます。
  • 子ども達の言葉や発声が日を増すごとに増えていると感じました。
  • 絵本の読み合いを通して、集中力の持続が感じられました。最初は短い絵本でも立ってしまったり飽きてしまったりする園児もいましたが、年度後半に差し掛かるにつれて長い絵本が聞ける様になりました。職員の話もしっかり聞くことができるようになったと思います。
  • 絵本が好きになり、お気に入りの絵本を保育士と一緒に楽しもうとしたり、さまざまな興味や疑問を持ったりしながら絵本を見るようになりました。
  • 絵本に興味を示すようになり、絵本をよく見るようになりました。
  • 絵本に出てくる単語を覚え、そこから発語につながっていったと感じます。
  • 楽しそうに読む姿が見られ、何度も繰り返し読むことで自分で内容を覚えて読んでいく姿も見られました。
  • 絵本を読むことについてイメージを膨らませて発展させて楽しむ姿が見られました。
  • 毎日読み合いする時間があり、子どもたちも興味を持って見ることができていたと思います。
  • 絵本をじっくりみて楽しむ姿が多くなりました。「絵本をみたい」と、手に取る姿が増えたと感じています。
  • 語彙が増えたり、絵本への興味を持ったりするようになりました。
  • 絵本が大好きになり、始まると静かに耳を傾けている子が増えました。
  • 繰り返し読み合いすることにより絵本への関心や興味を持つことができるようになりました。絵本を楽しみにするようになりましたし、言葉の模倣も楽しむことができるようになりました。
  • 絵本で描かれている絵の色づかいやお話の展開に興味関心が広がり、想像力が高まっていました。

絵本の読み合いを振り返り、良かった点や反省点、
来年度につなげたい点がございましたらご記入ください。

  • 実際の絵本を読み合いしていただいて、わかりやすかったです。
  • さまざまな絵本を知れて良かった。毎月の絵本の読み方も教えていただき実践できた。
  • 好きな絵本が子どもたちの中でうまれていったことがよかった。
    年度の後半には長い物語も楽しめるようにしていきたい。
  • 季節感や発達によりあった絵本を読んでいきたいた。
  • 子どもたちの反応が大きかったり、集中して絵本の世界へ入り込むことができるようになったので良かった。