2023-07-03
熱中症からお子さんを守るために
Category:子育てにお役立ち情報
熱中症による幼児の犠牲が報じられる悲しいニュースがどうしても毎年絶えません。
小さなお子さんは熱中症になりやすく、症状が重篤化することもあります。
そのため、目を離さずに対策をしっかりと行いましょう。ここでは、熱中症の原因と予防策をご紹介します。
小さなお子さんが熱中症になりやすい原因
大人よりも重症化しやすい小さなお子さんの熱中症。その主な原因は以下のとおりです。
具合が悪いことをうまく伝えられない
小さなお子さんは自分の体調を上手に伝えることができません。
特に赤ちゃんは泣き声でしか伝えられないため、保護者が状態に気づくまでに時間がかかることがあります。
油断せずに注意しましょう。
体温調節がうまくできない
小さなお子さん、特に赤ちゃんは汗腺が密集しており、体温調節機能が未発達です。
汗を一度に大量にかくことができず、体内に熱がこもりやすくなります。
脱水症状や高体温に注意しましょう。
地面からの熱さを感じやすい
身長が低いお子さんは地面からの熱を強く感じます。
ベビーカーに乗せたり日陰を選んだりして熱中症を予防しましょう。
日中の外出は避け、涼しい時間帯に散歩することをオススメします。
小さなお子さんの熱中症対策
しっかりと熱中症対策をしてお子さんを熱中症から守りましょう。
保護者の方がお子さんの体調と行動を注意深く観察し、様子がおかしいことに気づいたらすぐに対処することも大切です。
日中の外出を避ける
暑い日の日中はできるだけ外出を控えましょう。
室内でエアコンや扇風機を使用して涼しい環境を保つことが重要です。
熱中症は室内でも起きやすいことが知られています。
水分補給は怠らないようにしましょう。
水分と塩分の補給
小さなお子さんは水分を多く必要としますので、定期的に水分補給を行いましょう。
また、暑い日には塩分も失われるため、塩分を含む食事やOA-1などの経口補水液など電解質の入った水分を摂取することも考慮しましょう。
楽しく遊んでいると水分補給を忘れがちなので注意です。
こまめな休憩
遊んでいる間はこまめに休憩を取り、涼しい場所で体を休めさせましょう。
体調の変化を伝えることができないですし、汗をたくさんかいてしまって脱水がすすんでいても喉の乾きがわかりにくくなってることもあります。
そういった場合、重症化してからしかお子さんの変化にきづけません。
お子さんの体調や汗の状態を観察し、必要に応じて服装の調整や涼しい場所への移動を行いましょう。