小さなお子さんが虫に刺されたら

2023-06-19

たくさん外遊びをしたくなる季節になりました。

しかし、虫も活発に活動する時期です。公園など日陰が多いところでは蚊や毛虫などの虫が沢山生息しています。

汗や二酸化炭素の香り、熱などで虫が近寄ってくることもあり、お子さんはどちらかというと大人より虫に刺されやすいようです。

もしもお子さんが虫に刺されたら。その対処法についてご紹介しましょう。

虫刺されの主な症状

虫刺されにはさまざまな症状がでます。いち早く気付けるようにお子さんの観察を怠らないようにしましょう。

虫の唾液や毒素によって皮膚が刺激され、かゆみを感じることがあります。

かゆみは刺された部位や周囲に広がることもあります。

虫刺されによって皮膚が刺激されると、その周辺が赤くなることがあります。

赤みは刺された部位に限らず、熱を伴って広範囲に広がることもあります。

刺された部位やその周囲に腫れが生じることがあります。

腫れは刺された虫の種類や個人の反応によってその程度が違って現れるでしょう。

一部の人では、虫刺されによって水ぶくれが生じることがあります。

水ぶくれは刺された部位で皮膚の水疱が形成される現象です。

虫刺されに対するアレルギー反応は個人によって異なることがあります。

アレルギー体質の人では、虫の唾液や毒素によって強いアレルギー反応、アナフィラキシーショックが現れることがあります。

この場合、症状がより重篤になる可能性があります。

虫刺されの症状は、刺されてすぐに現れる場合もあれば、後日遅延して現れる場合もあります。

個人の年齢や体質、刺された頻度などによっても異なるため、症状には個人差があるのです。

アレルギー反応が強い場合や症状が重篤な場合は、医師の診断や治療を受けましょう。

小さなお子さんはかゆみなどの症状を上手に伝えられないことがあります。

そのため、「かゆい」と感じていることやイライラしていることをうまく伝えられず、かゆみからくるかきむしりが起こる可能性もあります。

睡眠もうまくとれないので、夜泣きにつながり、保護者の方も寝不足になってしまうでしょう。

もしお子さんが虫刺されによるかゆみを訴えているようであれば、かきむしらないように注意してください。

症状が悪化する場合もあるため、注意が必要です。

虫に刺された場合は、まず刺された箇所を水で洗い流し、市販の虫刺され治療薬を塗ってあげます。

刺された部分を清潔に保つため、薬を塗る前にはきれいな水で洗い流すことが大切です。

かゆみが強い場合は、氷水などで冷やすと一時的にかゆみを抑えることができます。

もし症状が重い場合は、小児科、皮膚科を受診して医師の診断を受けましょう。

虫刺されだからと軽く考えず、症状が長引く場合や特にひどい場合は、専門医に相談することが重要です。