2023-08-24
蚊と侮るなかれ!症状と対処法
Category:子育てにお役立ち情報
夏に多いお子さんの皮膚トラブル、虫刺され。
定番の蚊によるものは注意が必要です。お子さんが虫にさされると症状が強く長引きやすいです。
放置すると悪化することも。痒みや炎症を抑える対策をしましょう。
皮膚科や小児科にかからなければならなかったり、感染症になったりすることもあるので油断はできません。
お子さんが蚊にさされたときの症状
小さなお子さんの場合、最初に蚊に刺されても、腫れることがないことがあります。
また、2回目以降でも刺されて直後には症状が現れない場合があり、1~2日後に突然大きく腫れることがあります。
特に1~3歳のお子さんは、大人よりも強く腫れることがあり、その状態が1週間近く持続することもあります。
この期間中に掻いてしまうと、細菌感染やとびひなどが起こるおそれがあります。
また、アトピー性皮膚炎や皮膚が敏感なお子さんの場合は、特に強い症状が出やすいです。
もし蚊に刺された部位が38℃以上の熱を持ったり、リンパ節が腫れたり、刺された部分が異常に腫れるような場合は、すぐにかかりつけの医師に診てもらうよう心がけましょう。
蚊にさされたときの対処法
かゆみを軽減させる
基本的にはおうちで対処可能ですが、強い症状が出たときには病院を受診してください。
- 刺された部分を石鹸で洗い、流水で清潔に保ちます。洗えない場合はウェットティッシュで拭き取ります。
- 刺された箇所を冷やします。
- 痒みを抑えるため、痒み止めの軟膏を塗ります。市販品を使用する際は対象年齢や薬剤師に相談しましょう。
かきこわさない
痒みで掻いてしまうと、腫れや化膿がひどくなり、悪化する可能性があります。
1歳以上のお子さんは虫刺され用のパッチを使用して保護することもオススメです。
爪が長い場合は切ることも大切になります。
皮膚を清潔にする
虫刺されの状態を悪化させる汗。汗をこまめに拭き取り、シャワーを浴びることが重要です。
汗も対策にもなるので、皮膚は清潔にしておきましょう。
症状が強いときには病院へ
強い腫れや激しいかゆみがある場合は、皮膚科や小児科を受診しましょう。
専門家から炎症を抑える軟膏や飲み薬の処方を受けることもあります。
全身の症状が現れる場合、例えば蕁麻疹や嘔吐、息苦しさがあれば、迅速に受診することが大切です。