2023-07-27
おうち水遊びの注意点
Category:子育てにお役立ち情報
サンライズキッズ保育園では、元気な子どもたちの水遊びの楽しい声が聞こえてきます。
おそらく、保育園での水遊びの楽しい経験を家でも話してくれていることでしょう。
ご家庭でもプールなどを用意すると、楽しく遊んでくれるのではないでしょうか。
こちらでは、お子さんと楽しく水遊びをする際の準備や注意点についてご紹介します。
水遊びのリスクを知る
自宅での水遊びはお子さんにとって「溺れること」が最も懸念されるリスクです。
実際に、厚生労働省の統計によれば、子どもの事故死原因の中で溺水は深刻な問題となっており、4歳以下では3位、5~9歳では2位、10~14歳では交通事故と同じくらいの1位にランクされています。
数センチの水深で溺れる
乳幼児の場合、お風呂での事故が最も多いですが、ビニールプールでも溺れるリスクがあることはあまり知られていません。
1歳以下の乳児はわずか数センチの水深でも溺れる可能性があり、赤ちゃんの首や筋肉の制御能力が未発達であるため、わずかな水でも呼吸ができなくなることがあります。
溺れるときは静か
注意すべきポイントとして、子どもが溺れる際は静かになることが挙げられます。
保護者によるアンケート調査でも、「悲鳴や助けを求める声を出していなかった」と回答した保護者が多いことが分かりました。
このような思い込みが危険を生むこともあるため、保護者は目をはなすことなく常に監視し、騒がしさや助けを求めるサインに注意を払うことが重要です。
水遊びを楽しむ前の大切な準備と注意点
2歳以上のお子さんとルールを決める
お家でプールを楽しむと子どもたちは大喜びしますが、2歳以上の子どもたちは思いがけない危険な行動をとることがあります。
急に水に入らない、友達との遊びでは悪戯をしない、などのルールを事前に決めておきましょう。
ルールを理解できているか質問し、理由を説明すると理解が深まります。
プールやおもちゃの安全確認
プールやおもちゃに破損がないかしっかり確認しましょう。
破損していると怪我の原因になるだけでなく、水が漏れて遊びが台無しになることもあります。
特に小さなお子さんには手を繋いで遊ばせることで滑りやすい床での事故を防ぎましょう。
また、走らないよう声をかけるのも忘れずに。
水温や気温に注意
夏場は急に天候が変わり、気温や水温が下がることがあります。その際には子どもたちは風邪を引きやすくなります。自宅で水遊びを計画する場合は、天気の良い日や気温が高い日を選びましょう。水を張った後も水温が上がらない場合、子どもたちががっかりするかもしれませんが、遊ぶ時間を延長することも考慮してください。
水遊び中の注意点
お子さんの様子・体調をチェック
水遊びではいつもよりはしゃぎますが、体力を消耗していることに注意しましょう。遊び終わりの時間を守り、多めに休憩させたり体調に気をつけましょう。また、熱中症にも注意して、水分補給を忘れずに。
お子さんから目を離さない
たとえ水深が浅くても、子どもは5cmの水で溺れることがあります。水遊び中は目を離さず、常に見守るようにしましょう。万が一緊急事態で離れなければならない場合は、お子さんに声をかけて水から出させるか、他の保護者に見守ってもらいましょう。