クリスマスツリーの意味

2021-11-20

クリスマスといえばクリスマスツリー。
サンライズキッズ保育園大津園でもこどもたちがクリスマスツリーの制作を楽しんでいました。
クリスマスツリーはオーナメントを飾り付けたり、綿をの乗せたりしますが、その由来や意味をご存知でしょうか？
こちらではクリスマスツリーについてご紹介しましょう。

クリスマスツリーの意味
キリスト教以外の宗教を認めなかった強大なローマ帝国が異なる宗教を持つ他民族とぶつかることが多かった8世紀ドイツでのお話になります。
キリスト教宣教師がゲルマン民族を正しいキリスト教の道へと導かねばと祭祀に用いられていた「永遠の象徴」である「樫の木」を切り倒したすぐそばから「モミの木」が生え、それをみた宣教師が「奇跡の木」だと感動。モミの木が横から見ると三角錐の形をしており、頂点に神、両端に神の子イエスと精霊が繋がっている「三位一体」を体現していると考えたためでした。
「イエス・キリスト」のお誕生日やキリスト教のミサという由来のあるクリスマスですが、クリスマスツリー自体はキリストが起源ではないのです。
この「オーディンの樫の木」といわれる神話とキリスト教が融合してのちのクリスマスツリーとなったと言われています。

モミの木がクリスマスツリーに使われているのは、マイ・ウェイを行く宣教師だけが由来ではありません。
モミの木は一年を通して枯れないので「永遠に枯れない命」というところからモミの木を使うようになったとも言われています。

クリスマスツリーのオーナメントの意味
・頂上の星
クリスマスツリーの頂上部には星が飾られていますね。
これはイエス・キリストの誕生を知らせたベツレヘムの星を表しています。
「トップスター（希望の星）」とよばれており、イエス・キリストが生まれたときに空にあった星が由来です。

・ボール（クーゲル）
元祖オーナメントであるりんごを模したボールは、その色に意味があります。赤はキリストの血、白は純血、緑は永遠、金や銀はキリストの気高さを表しています。

・キャンディケイン
朱と白のしましま模様の杖の形をしたキャンディのオーナメント。羊飼いが持っている杖を意味していて、羊が「人」羊飼いが「神」と例えられています。困っている人に手を差し伸べなさいという意味が込められています。

・ベル
ベルの音は喜ばしさの象徴とされているキリスト教。イエス・キリストの誕生を告げたのもベルであったとされています。そのためクリスマスにベルは欠かせないのです。

・ジンジャーブレッドマン
かわいらしくておいしそうな人型のジンジャークッキー。
冬至の頃、人々の健康や豊作を願うお祭りとキリストの生誕が結びついたといわれるクリスマス。
しょうがが入ったお菓子は、身体を温め、病気の予防に効果があるとイギリスのヘンリー8世が普及させました。
お腹の大きな王子様だったヘンリー8世を象ったとされています。