2021-09-15
すでに流行しています!RSウイルスに注意!
Category:子育てにお役立ち情報
RSウィルス(respiratory syncytial virus infection)は夏ごろから翌年春にかけて流行する呼吸器系の感染症です。以前は秋頃からの流行でしたが、最近は流行が早まり、夏からの流行が見られます。夏でも咳などが出ていたらRSウィルスを疑っても良いかもしれません。
2歳までの子どもが一度はかかるとされており、風のような症状に似ていますが、重症化する恐れもありますので、この感染症の特徴と対応策について把握しておきましょう。
RSウィルスの特徴や症状
主な症状は発熱、咳、鼻水といった風邪のような症状で、通常であれば数日から一週間程度で徐々に良くなっていきます。多くの場合はこれらの症状が出るだけの軽症で済みますが、重症化してくるとひどい咳、肺炎から呼吸困難に陥ってしまうケースもあります。
RSウィルスの見分け方は、呼吸するとゼイゼイ音がして呼吸が苦しそうだったり、食欲がなくミルクもあまり飲まないなどの症状が見られます。お医者さんに掛かり、鼻の粘膜をこすって検査をします。検査自体は10分程度で終わります。
重症化しやすい子ども
・生後6歳未満の乳幼児
・早産児
・生まれつき肺や心臓に疾患がある赤ちゃん
・免疫不全症などの疾患がある赤ちゃん
予防をしっかり行いましょう
現状RSウィルスには、症状を和らげる治療はありますが、特効薬となる薬がありません。しっかり予防をして、感染しない環境を整えましょう。
基本的にやることは新型コロナウィルスの予防法と変わりありません。
・手洗いうがい!
・こまめにおもちゃやよく触る場所の消毒
・体調が悪そうであれば登園を見送る
RSウィルスは飛沫感染(咳やくしゃみによる飛沫)と接触感染(ウィルスがついたおもちゃなどの共有)で感染が広がりますので、手洗いはもちろんのこと、マスクをつけられる年齢の子どもにはマスクをつけてもらったり(もちろん大人も)、よく触れるドアノブやおもちゃはこまめに消毒するように心がけましょう。
新型コロナウィルスが蔓延している中でRSウィルスも注意して過ごさなければならない日々ですが、子どもの体調だけでなく、保護者の皆様も体調には気をつけてお過ごしください。