2022-09-05
親子でお団子を作って月見をしよう
Category:子育てにお役立ち情報
2022年の十五夜中秋の名月は9月10日土曜日です。お月見と言えば月見団子とススキ。
お子さんと一緒にお月見団子を作って美しい月を眺めながらお月見を楽しみませんか。
こちらでは十五夜でなぜお団子とススキをお供えするのかなど、中秋の名月についてご紹介しましょう。
お月見にお供え物をする理由
十五夜だけでなく、十三夜と十日夜の3月見は収穫に感謝するお祭りです。
収穫物をお月さまにお供えするのは月が信仰の対象でもあったから。
月の満ち欠けによって暦が作られ、農作業も進められていたためです。
月見団子もお供え物のひとつで、穀物の収穫に感謝し、米を粉にして丸めて作ったものが月見団子の始まりと言われています。
月見団子は十五夜では15個、もしくは5個、十三夜では13個、もしくは3個お供えするのだとか。
お子さんと数を数えながらお供えするのもいいですね。
月に見立てた丸いお団子ですが、地域によってはあんこにくるんで芋の収穫に感謝するため里芋にみたてた月見団子が供えられます。
お月見団子以外のお供え物
上記の通り芋の収穫にも感謝する行事でもある十五夜は、別名「芋名月」とも言われています。
そのため、月見団子を芋に見立てた物だけでなく、里芋を蒸したり茹でたりしたものを皮をむいて頂く「衣かつぎ」もお供えされます。
また、お月見のイメージとして思い浮かべるであろうススキ。
こちらは米の稲穂に姿が似ているからということで飾られますが、鋭い切り口が魔除けになるということでお月見のあとに軒先に吊るす風習も地域によってはあるようです。
ほかにも芋やぶどうなどツルでつながる植物は、月と人をつなげるとして縁起が良いものとされ、お供えされています。
お子さんと一緒に作るお月見団子
せっかくのお月見なので、今年はお子さんと一緒にお月見団子を作ってみるのはいかがでしょうか。
だんご粉や白玉粉を混ぜて成型して茹でるだけでできるので、お子さんに材料を混ぜたり丸めたりしてもらうと楽しく作れるでしょう。
お子さんにお団子の数を数えながら器に盛ってもらい、月が見える場所に月見台をおいて、お供えした後はみんなで美味しくいただきます。
「衣かつぎ」をいただく場合もですが、お子さんがのどにつまらせないように小さく切るか潰して食べさせてあげてください。