2022-08-25
赤ちゃんや小さなお子さんの熱中症について
Category:子育てにお役立ち情報
元気に遊んでいるお子さんは急に熱中症になるということがあります。
屋外ではもちろん屋内でも油断はできません。
どのような時に熱中症になるのでしょうか。
とっさにどうすれば良いか判断できるよう原因と対処法についてご紹介しましょう。
消費者庁に教えられる子どもの熱中症の情報
消費者庁・国民センターには子供の熱中症に関する情報が医療機関から寄せられます。
一例をご紹介しましょう。
●4歳児がお昼過ぎ1時間ほど公園で遊んでいたところ、一緒にいた友人は汗をかいていたが、本人は汗をかいておらず顔面蒼白で嘔吐したため、受診後熱中症と診断。
●2歳児が旅行先から自家用車で帰る車内でエアコンが効かず氷で冷やしていたところ、帰宅後元気がなく体温が40度になっていたため受診。熱中症は疑われた。
●自家用車内にいた2歳児が、車の中からドアをロックしてしまい20分後に救出。体温が39度台で意識ははっきりしていたが、汗を多量にかいており、点滴後しばらく経過観察となった。
思わぬところから熱中症になってしまったり、対処しようとしていたにも関わらず熱中症になりかけてしまったりと様々です。
小さなお子さんの熱中症を予防するポイント
●気温と湿度に気をつける
天気予報などを確認していると、気温や暑さ指数から熱中症に注意が必要かどうかまで伝えるケースもあります。
熱中症警戒アラートなどを確認するのも有効です。
●こまめに水分補給する
のどの乾きを感じていなくても、定期的に水分補給しましょう。
喉が乾いたと感じるときにはすでに脱水症状が始まっている可能性があります。
●通気性のよい服装を着る
汗をかいてそのままにしていると、体温調節機能がうまく作用しません。
特に小さなお子さんは汗による体温調節が未発達なので、できるだけ通気性のよい服装をしたほうが良いでしょう。
また、日差しをよけるために帽子やラッシュガードなどで日除け対策もしておきましょう。
●快適な空間で過ごす
汗をかきすぎると脱水症状を起こしてしまうのでエアコンや扇風機を使って快適な空間ですごすようにしましょう。
屋外ですごすのは朝夕の涼しい時間がオススメです。遊ぶときには無理をせずにこまめに休憩を挟むと良いでしょう。
熱中症になった場合は
呼びかけに応えない場合、すぐに救急車を呼びましょう。
病院にいくか救急車を呼ぶか迷ったら「#7119」へコールして判断をあおいでください。
その間も涼しい場所へ移動して、首の周りや脇の下、太ももの付け根など太い血管の部分を冷やし、安静に寝かせます。
意識があり、水分を撮れるようであれば水分や塩分を摂取するようにしましょう。