2022-06-07
今年は猛暑!熱中症に気をつけよう
Category:子育てにお役立ち情報
梅雨前のこの時期、急に真夏日になる地域も出てきました。
特に今年は猛暑が厳しくなる予報が出ています。
小さなお子さんは熱中症になりやすいものです。しっかりお子さんの様子を観察して熱中症にならないよう親子で気をつけましょう。
まだ身体が暑さに慣れていないので、今の時期でもすでに熱中症に警戒するようメディアも伝えています。
子どもは大人より熱中症になりやすい
子どもはさまざまな要因から大人より熱中症になりやすいとされています。
予防のためにも子どもが熱中症になりやすい理由をおさらいしておきましょう。
●体内水分量が多い
大人よりも小さなお子さんのほうが体内の水分量が多いことをご存知ですか。
必要な水分量も大人より多いので脱水症状になりやすく、かつ重症化しやすいのです。
大人の身体の約60%が水分で、子どもは約70%が水分と言われています。
喉の乾きを訴える前に20分おきに100~250mlの水分補給をしましょう。
●汗を一気に大量にかけない
小さなお子さんは汗の通り道である汗腺が細いので大人ほど大量に汗をかけません。
新陳代謝が高く汗っかきなのにうまく汗をかけずに身体に熱がこもり、体温調節ができずに体温が上昇してしまうのです。
人は汗をかいてその汗が蒸発するとき体温が奪われて体温を調節します。それがうまくできないため大人より熱中症になりやすいのです。
こまめに水分を補給して、汗をかいたら清潔なタオルでふきとるようにしましょう。
●言葉で自分の状態をうまく伝えられない
不快感に襲われているけれど言葉でうまく表現ができないというのが小さなお子さんが熱中症になりやすい理由でもあります。
身体が暑い、喉がかわいたなどが伝われば大人が適切に対処してくれるでしょう。
しかし、小さなお子さんは言葉で状況を伝えられないので保護者もなぜ泣いているのか察することができないこともあります。
顔を真赤にして呼吸が荒くなっていたり、ぐったりしたりという症状が進行してから周囲が気づくことも少なくないのです。
遊びに夢中になってしまわないように、こまめに休憩をいれてお子さんの様子を観察するようにしましょう。
●地面や建物からの照り返し
地面や建物などに吸収された日光の熱が周囲に跳ね返る照り返しも熱中症になりやすい条件の一つとして挙げられています。
小さなお子さんは身長が低いことから照り返しを受けやすく、大人の体感以上に暑さを感じている可能性が高いです。
また、ベビーカーについているサンシェードも照り返しにはうまく作用してくれないので真夏の長時間使用には向いていません。
気温が28度を超えたら熱中症になりやすいので朝夕の涼しい時間帯に外出するようにして日中の外出はできるだけ避けたほうが良いでしょう。