2021-09-30
Category:子育てにお役立ち情報
サンライズキッズ保育園今伊勢園では、育脳教育に注目したさまざまなカリキュラムを取り入れていますが、中でも特に「絵本読み聞かせプログラム」に力を入れています。
絵本の読み聞かせは子どもにたくさんのメリットをもたらすことがわかっていますが、より高い効果を得るためにはいくつかのコツが。
そこで今回は、サンライズキッズ保育園今伊勢園の先生たちが実践している絵本を読み聞かせるときのコツをご紹介。プロの技をぜひご家庭でも意識してみてください。
プロがおしえる読み聞かせのコツ①子どもの見やすい位置に絵本を持つ
絵本を読み聞かせるときにまず気を付けたいのが、絵本の位置。
子どもはお話と一緒に絵を楽しんでいるので、どんなに上手に文章を読んでも、子どもから絵が見えなくては意味がありません。
片手で絵本の中央や下の方を持って、もう片方の手も絵が子どもから見えやすいようにページの端を抑えつつめくっていくと良いでしょう。
プロがおしえる読み聞かせのコツ②声の大きさや抑揚、早さを適切に
絵本の読み聞かせとは、大人が子どもに読んであげることで物語の世界観やメッセージを伝えることです。
ボソボソと読んでいては子どもが絵本に集中できません。口をしっかり動かして、はっきりゆっくり心を込めて読みましょう。
そして、ストーリーやキャラクターに合わせてある程度の抑揚をつけることも大切です。ただし、熱がこもるあまり大げさすぎる表現をするのはNG。大きすぎる抑揚や身ぶり手ぶり、表情などがあると、子どもは読み手に注目してしまい想像力が邪魔されてしまいます。読み聞かせの主役はあくまで絵本であることを忘れずに。
プロがおしえる読み聞かせのコツ③絵本を動かさない
子どもは絵本を聞いている最中、物語の世界に浸っています。そのため、絵本が揺らされると集中力が途切れたり、乗り物酔いのような状態になったりしかねません。たとえ躍動感のある場面であったとしても、絵本はできるだけ動かさないように読んであげましょう。
ただし、作品によっては絵本を動かすことで世界観をより楽しめることもあるので、絶対に動かしてはダメということではありません。その場合は子どもの目線に合わせてゆっくりと動かすよう意識しましょう。
プロがおしえる読み聞かせのコツ④感想を求めない
読み聞かせが終わった後、子どもは先ほどまでの絵本の世界を想像したり内容を噛みしめたりしています。そのため、「おもしろかった?」などと子どもに感想を求めるのは避けましょう。
しかし子どもの方から感想を言ってきた場合は、そのまま受け止めてあげてください。子どもの感想に意見しないことが大切です。
プロがおしえる読み聞かせのコツ⑤同じ絵本を何度読んでもOK
大人からすると「同じ本ばかり読み続けて良いのかしら…」と思うかもしれませんが、子どもたちはお気に入りの同じ絵本を読んでもらうのが大好き。次の展開を知っているからこそ面白いと感じ、繰り返し聞きたいのです。
また、同じ絵本を何度も聞くうちに、絵本の中の言葉を身につけたり脳の発達が促されたりする効果も。