絵本の読み合い

ことばや集中力が身につく絵本

絵本の読み合いとは

絵本の読み合いとは、大人や保育者、保護者が子どもに絵本を読み聞かせながら、言葉や物語の楽しさを一緒に共有する関わりのことです。声の抑揚や表情、やさしい語りかけを通して、子どもは物語の世界を感じ取り、安心した気持ちの中で絵本に親しんでいきます。単に読むだけでなく、同じ時間を共に楽しむことで、言葉への興味や聞く力を育てる大切な時間となります。

保育士と学ぶ園児

乳幼児期における絵本

乳幼児期の中でも、より低年齢のうちから英語に触れる環境をつくることで、子どもが本来持っている高い吸収力が活かされ、英語習得において大きな効果が期待できることが分かっています。この時期の経験は、その後の英語への親しみや学習姿勢にも大きく影響するといわれています。ここでは、その理由を2つご紹介します。

乳幼児期における絵本は、言葉・心・感性の発達をやさしく支える大切な存在です。この時期の子どもは、耳から聞いた言葉の音やリズムを繰り返し感じ取りながら、少しずつ言葉の世界に親しんでいきます。絵本のやさしい語りや繰り返しの表現に触れることで、自然と真似をしたり、言葉への興味を深めたりする姿が見られるようになります。

また、抱っこや寄り添いながら絵本を楽しむ時間は、子どもにとって大きな安心感につながります。大人のぬくもりや声のトーンを感じながら過ごすひとときは、情緒の安定や信頼関係の形成にも大きく影響します。さらに、色彩豊かな絵や物語に触れる経験は、想像力や集中力、豊かな感性をゆっくりと育んでいきます。

乳幼児期の読み聞かせは、「内容を理解させること」よりも「一緒に楽しむこと」を大切にする関わりです。日々の繰り返しの中で絵本に親しむ経験が、安心できる環境の中での言葉の発達や心の成長につながり、その後の学びの基礎を築いていきます。

絵本の読み合いで得られる4つの効果とは

乳幼児期から英語学習を始めることで、言語力だけでなく、コミュニケーション力や表現力など、さまざまな力が育まれるといわれています。小さな頃の経験は、これからの学びや将来の選択肢にも大きく関わってきます。ここでは、乳幼児期から英語に触れることで身に付けられる能力や効果について、4つの分野に分けてご紹介します。

  • 絵本を読み合いする園児

    1.集中力がつく

    気持ちのこもった読み合いは、子どもたちを絵本の物語に引き込んでくれます。
    「次はどうなるのだろう」「どんなものがでてくるのだろう」と想像力を働かせながら夢中になって絵本を見ることで、集中力が身につきます。

  • 絵本を読む保育士

    2.言葉の習得をサポート

    子どもは言葉を耳で聞きながら少しずつ覚えていきます。絵本の中には、繰り返しのリズムが心地よい言葉が多く、聞くうちに自然と真似したくなるものです。はじめはリズムを楽しむように口にしていた言葉も、次第にはっきりした発音になり、やがて場面に合った意味で上手に使えるようになっていきます。

  • 絵本を読む保育士

    3.心の成長

    子どもたちは大きくなるにつれ物語を楽しめるようになりますが、それにともない想像力や共感力が育まれていきます。
    集中して聞くうちにどんどん絵本の世界に入り込み、登場人物になりきって同じ気持ちを感じます。疑似体験として想像力や共感力が刺激されるので、心の成長につながるのです。

  • 絵本を読み合いする園児と保育士

    4.コミュニケーション力がつく

    絵本には様々な主人公やキャラクターが出てきます。それを見た子どもたちは「どんなキャラクターだろう」「この主人公はどう考えているのだろうか」など、自分でも考えるように。
    そして、それがやがて他人の気持ちや状況を推し量ることにもつながるので、コミュニケーション力が発達するでしょう。

おうちで絵本を読み合いするときのポイント

おうちでの絵本の読み合いは、親子がゆったりと気持ちを通わせる大切なコミュニケーションの時間でもあります。同じ絵本を一緒に見て、同じ言葉や物語を共有することで、自然と会話が生まれ、安心感や信頼関係が深まっていきます。上手に読むことよりも、寄り添いながら楽しむことを大切にすることで、絵本の時間は心が満たされるあたたかな親子のひとときになります。

  • 声に抑揚をつける

    ゆっくり読んだり早口で読んだり、キャラクターごとに声を変えてみたりすると、絵本の世界観が膨らみます。
    ただし大げさにしすぎてしまうと、お子さんが絵本に集中できなくなってしまうので、ほどほどに抑揚をつけてみてください。

  • 絵本は見えやすいように

    大人が絵本の文字をしっかり読もうとするうちに、お子さんから絵本が見えづらくなっているかもしれません。お子さんが絵本に集中しやすい環境を作るために、読み終えるまで絵本はできるだけ同じ位置にキープしましょう。

  • 表紙・裏表紙も見せる

    表紙や裏表紙にも小さな物語が隠れていたり、絵がつながっていたりします。読み終えた後は、表紙と裏表紙を広げてお子さんにも見せてあげましょう。