2023-06-20
お子さんが虫にさされたら
Category:子育てにお役立ち情報
夏は外遊びの季節ですが、虫に刺される機会も増えます。
汗や熱で虫が近寄ることも。虫さされは赤く盛り上がり、かゆみや痛みを伴います。
一般的には外用剤で対処可能ですが、特殊な刺され(蜂や蛇)は医師の診察が必要です。注意して楽しい夏を過ごしましょう。
虫刺されと侮るなかれ
夏になると、虫さされによる湿疹が増えることがあります。
虫さされによる湿疹は、赤く盛り上がり、さし口があることが特徴です。
一般的には蚊やダニによるものが多いですが、症状は緊急性がなく、ステロイドや非ステロイド系外用剤で軽快します。
ただし、蜂や蛇にさされた場合は特殊な治療が必要です。
衣服の下にできた湿疹は、虫さされではない原因を考えるべきです。
かゆみや痛みを感じた場合は、医師に相談しましょう。
虫にさされたら
蚊に刺されたら水洗いをしてかゆみ止めを塗ります。
1歳以上であればかゆみ止めパッチもオススメ。
どうしてもかゆがる場合は患部を冷やしてかゆみを抑えてあげましょう。
かきむしってしまった
かきむしると炎症を引き起こすことがあります。
蜂窩織炎と呼ばれる赤く腫れ上がる状態になることもあります。かゆみを抑えるためには、抗炎症剤や抗生剤入りの塗り薬を使用しましょう。
かゆみがひどい場合には、抗アレルギー内服薬も考慮されます。ただし、重篤な症状がある場合は医師の診察を受けることをオススメします。
蜂に複数回刺された
アナフィラキシーと呼ばれる状態に注意が必要です。
湿疹、呼吸困難、血圧低下などの症状が現れ、命に関わることもあります。
蜂に刺されたときに針が残っていれば取り除きましょう。そして、すぐに病院を受診してください。迅速な対応が重要です。
呼吸困難、意識がない、けいれんしているといった症状がある場合はすぐに救急車を呼びましょう。
冷や汗をかいている、呼吸が早い、ぐったりしているといった症状の場合、夜間や休日診療の医療機関を受信しましょう。
蛇に噛まれた
種類によって症状が異なります。
マムシの場合は強い腫れが現れ、ヤマカガシの場合は出血が長引くことがあります。
どの種類でも入院治療が必要ですので、できるだけ早く病院を受診してください。
蛇の噛み傷は重篤な状態に進展する可能性があるため、注意が必要です。