2023-01-10
Category:子育てにお役立ち情報
保育園では2歳児クラスを中心にトイレトレーニングが行われます。
約8割の2歳児がトイレトレーニングを完了しますが、4月に一斉に開始というわけではありません。
年齢の低いお子さんは発達の状況に個人差があります。
子どもたち一人ひとりに合わせたトイレトレーニングスタートのタイミングがあるのです。
トイレトレーニングスタートのタイミングについてご紹介しましょう。
スタートのタイミング
2歳児のクラスに進級した4月にトイレトレーニングスタートということではなく、一人ひとりの発達や興味に合わせてスタートします。
身体的なスタートのタイミングは、自分で歩行ができて立ったり座ったりが安定してできること、保育者の声掛けを理解し始めていることがポイントです。
1歳を迎える頃に一人で歩行はできるようになっている子がいますが、それだけではなく、「トイレにいこう」「おむつ替えよう」といった声掛けに応じることができることが大切です。
保育士の声かけが理解できるようになったら、自分で衣服の着脱を行ったり、おまるや幼児便器に座ったりすることから始めていきます。
そして大切なのはトイレや排泄に興味をもつこと。
身体的にスタートできるようになっても、自分自身でトイレで排泄したい、おむつじゃなくパンツを履きたいという気持ちがなければトイレトレーニングをスタートしてもうまく行かないのです。
園と保護者の連携でスムーズに
平日日中過ごす時間がお家より保育園での方が長いため、トイレトレーニングを園にまかせてしまう保護者の方も一定数いらっしゃいました。
しかし、トイレトレーニングをスムーズに進めるには保護者の方の協力が必要です。
平日、園ではパンツだけど休日のおうちではオムツで過ごすとなるとお子さんが混乱してしまうからです。
また、せっかくがんばっていたのに、休暇に入るごとにオムツが楽だとリセットされてしまうお子さんもいます。
「トイレに行きたい」とお子さん自身が言った、トイレで排泄できたということを繰り返すことでお子さんの成功体験が重なり、自信をつけていきます。
ご家庭でもトイレでできたことをたくさんほめてげてください。
連絡帳でも口頭でもよいのでぜひその喜びの声を保育園にも届けてくださいね。
寒い時期は今までできていたのに失敗してしまうということがあります。
大人でも寒いとトイレが近くなってしまう感覚があるので、お子さんは理解ができないのです。
そういった悩みやお子さんの気持ちに関しても連絡して頂けると助かります。
一緒にゴールを目指していきたいですね。