2022-10-13
Category:子育てにお役立ち情報
お子さんはくしゃみや咳をしてしきりに目をさわっているということはありませんか?
風邪の症状にみえて、実はアレルギー症状かもしれません。
風邪とアレルギーでは対処法が変わってきます。お子さんを長く辛い目に合わせないように秋の花粉症についてみていきましょう。
秋の花粉症
春のスギやヒノキの花粉と違い、あまり認知度が高くない秋の花粉症。
高い位置からたくさん飛散させる花粉ではないので、天気予報などでも取り上げられていません。
しかし、年々罹患者が増えているため花粉の状況を発信するサイトも出てきています。
風邪の症状とよく似ていますが、くしゃみや鼻水、目のかゆみといったアレルギー症状とともに、お子さんがよく触っている目や鼻に発疹ができているときはアレルギーを疑ったほうが良いでしょう。
アレルギーの検査を受けてみて結果、風邪であればそれはそれで対処できますし、アレルギー検査を受けることで思ってもみなかったアレルゲンが見つかる可能性もあります。
アレルゲンになりうる秋の植物
秋にお子さんをアレルギー体質にしてしまうリスクのある植物は以下のとおりです。
キク科:ブタクサ(8月中旬~10月)、ヨモギ(9~10月)、セイタカアワダチソウ(10~11月)
クワ科:カナムグラ(9~10月)
名前は知らなくても見たことがあるという場合もあるでしょう。
東京都福祉保健局のホームページで植物の写真を確認できますので、チェックしてみてください。
どれも河川敷や公園に一般的に生えている草花になります。
お散歩や公園にでかけたときに知らないうちに近くで過ごしている可能性もあるのです。
もし、お子さんにくしゃみや咳などの症状があるときにはそういった植物がある場所を避けるようにしましょう。
秋の気候による悪化に注意
過ごしやすい日もあれば、突然肌寒くなったり、夏日になったりと着るものに困るこの時期。
大人でも急激な気温の変化についていけないこともあります。
特に小さなお子さんは気管も肌も未成熟。
気温と湿度がどんどんと下がっていく秋に肌のバリヤ機能もその効果を下げてしまいます。
寒暖差や空気の乾燥、夏のダメージが残っている状態で秋のアレルゲンにさらされると影響を受けやすく、悪化する可能性も高いです。
秋の花粉は遠くに飛ばず、背丈が低いため大人より子どもの方が多く吸ってしまいます。
お子さんの様子をしっかり確認し、避けられるアレルゲンは避けるようにしましょう。