2023-06-08
Category:子育てにお役立ち情報
6月4日〜10日は歯とお口の健康週間というのをご存知でしょうか
令和5年度の標語は「手に入れよう 長生きチケット 歯みがきで」。
80歳になっても自分の歯を20本保とうという「8020運動」を進めるために、お子さんと歯磨きの習慣をつけましょう。
こちらではお子さんの歯磨きについてお伝えします。
歯と口の健康週間の目的
毎年6月4日から10日は「歯と口の健康週間」となっています。
この期間は正しい歯と口の健康に関する知識を広めるとともに、予防のための適切な習慣を身につけ、早期発見と治療に取り組むことで歯の寿命を延ばし、国民の健康を促進することを目指しています。
かかりつけの歯医者さんで歯磨き指導を受けたり、歯科検診を受けるのもこの時期が多いですね。
3歳までの虫歯は保護者の関わり方で変わってきます。生涯に渡ることなのでしっかり守ってあげましょう。
小さなお子さんの歯磨きの仕方
赤ちゃんの歯磨きは、乳歯が1本生え始めた時点で始めることが推奨されています。
最初は歯ブラシではなく、優しく磨くためにガーゼの使用がオススメです。
綿100%のガーゼをぬるま湯で湿らせ、人差し指に巻きつけて歯の表と裏を優しく拭きましょう。
赤ちゃんの口の中には小帯と呼ばれる粘膜のヒダがありますので、ガーゼで磨く際には指の力を抜き、ヒダを傷つけないように注意します。
赤ちゃんは唾液の分泌量が多いため、自浄作用も高く、強く磨く必要はありません。
また、口の中を急に触られると驚いて嫌がることがありますので、スキンシップを意識しながら手を握ったり、ほっぺたを触ったりしながら歯磨きに慣れさせるとスムーズです。
イヤイヤ期のお子さんには
「なかなか口を開けてくれない」「歯磨きすると大泣きする」といった声をよく聞きます。
無理やり歯磨きをしようとすると、子どもはますます抵抗感を持ってしまいます。
特に2歳まではうがいも難しいですよね。
しかし、ちょっとした工夫と楽しい歯磨きタイムの見直しで、イヤイヤ期を乗り越え、お子さんが自主的に歯磨きをするようになることができます。
例えば、歯磨きの方法を変えてみると良いです。お子さんが楽しめるような歯磨きグッズや歯磨きソングを取り入れてみましょう。
また、お子さんが興味を持つキャラクターの歯ブラシや歯磨きペーストを使うと、モチベーションも上がります。
さらに、歯磨きの時間を楽しいコミュニケーションの場に変えてみてください。一緒に歌を歌ったり、お話をしながら歯磨きを行うと、お子さんも喜びます。
多忙な日々の中でイヤイヤ期のお子さんと向き合うだけでも大変ですが、保護者の方が一緒にこの時期を乗り越えることでお子さんの歯磨き習慣を形成し、自主的に歯磨きを行う子に成長させることができるのです。