2023-05-02
Category:子育てにお役立ち情報
こどもの日には鯉のぼりや五月人形を飾り、ちまきや柏餅を食べて、菖蒲湯に浸かるといった「端午の節句」の風習が残っています。
この時期スーパーや街の和菓子屋さんには柏餅やちまきが並んでいますね。
サンライズキッズ保育園瀬田駅前園がある滋賀県では、一般的にこどもの日には柏餅を食べることが多いようですが、家庭によってはちまきを食べることも。どうしてこの2つを食べる風習があるのでしょうか。
こどもの日に柏餅を食べるのはなぜ?
こどもの日は子どもたちの幸福な成長を願い、お祝いする日です。
その古来からの節句に食べる縁起物のひとつである柏餅には、こどもの日に食べられる由来があります。
吉祥な木
風水的に良いとされる木が柏の木です。
柏の葉には古くから魔除けの効果があるとされてきました。
そのため魔除けや無病息災を祈願するために食べられるようになったとされています。
厄除けのシンボル
厄除けや福徳を願うシンボルとされてきた柏の葉。
お子さんが成長するとともに幸運が訪れるようにという願いが込められているのです。
実際に殺菌作用のある成分が含まれているため、冷蔵庫のない時代でも安心して食べられていました。
子孫繁栄
柏の葉は新芽が出るまで葉が枯れ落ちない常緑樹。
そのため今の葉を親、新芽を子にたとえて子孫が絶えないということから、一族繁栄につながるとされてきました。
どの由来も子どもたちが健康に成長し、幸せになるよう願いが込められています。
こどもの日にちまきを食べるのはなぜ?
中国から伝わったとされる、日本古来からの食べ物ちまき。
ちまきにはさまざまな種類があり、東日本ではおこわを笹の葉に包んで蒸したものが主流で、西日本では甘いお餅を包んで蒸したものが主流です。
保護者の方で東日本出身の方がいたら、初めて甘いお餅の入ったちまきを食べたときにはびっくりだったでしょうね。
葉はちまきを包むだけでなく、風味を添える役割もあります。
もともと端午の節句の風習でちまきを食べていたのでこどもの日にも食べられています。
殺菌・抗菌・防腐作用があるため、保存食としても優れていることから、保存食や武士が戦場へのっていく携帯食としても昔から食べられているのです。
ちまきが一般的に親しまれるようになったのは、国民の祝日としてこどもの日が制定されてから。
柏餅もですが、お子さんが誤って葉を口に入れないように気をつけましょう。