2023-02-09
Category:子育てにお役立ち情報
節分が終わると一気に街はバレンタインデー一色。
職場での義理チョコのやりとりが下火になっているとはいえ、この時期のお店の特設コーナーは大人でもワクワクしますね。
なにもわからないお子さんも、楽しい雰囲気は伝わっています。
そこで気をつけたいのがお子さんが誤ってチョコレートを口にしてしまった場合。何が危険なのでしょうか。
チョコレートは何歳からOK?
はちみつのように0歳時には絶対NGといった年齢制限はチョコレートにはありません。
離乳食が完了すれば食べられるでしょう。
しかし、3歳未満のお子さんには推奨できません。
なぜなら子どもの味覚は3歳までに食べたものの影響を受けると言われているためです。
乳幼児期にチョコレートなどの濃い味の食べ物をよく口にしていると将来的に濃い味を好み、生活習慣病につながってしまいます。
離乳食がだしの味や薄味など素材の味を大切にする味付けにするのは、お子さんの味覚を養うためです。
どうしても3歳未満にチョコレートをあげなければいけないシチュエーションに陥った場合は、少量舐める程度か、チョコチップクッキーなど他のお菓子に乗っているくらいであれば大丈夫でしょう。
アレルギーの発作をおこす可能性もあるので気をつけてください。
チョコレートに含まれる主な成分と作用
甘いチョコレートは中毒性があります。大人でも食べ始めると止まらないという人もいるでしょう。
砂糖
小さな子どもたちが食べられるチョコレートの4割が砂糖など糖分であると言われています。
砂糖も中毒性があり、与え続けると危険です。
カフェイン
意外と含まれているカフェイン。大人でも一定の覚醒作用があるため、小さなお子さんにとっては落ち着きをなくし、安眠を阻害してしまう有害物質です。
睡眠時間が確保できないことによって成長ホルモンの分泌も阻害されてしまうでしょう。
脂肪分
チョコレートには多くの脂肪分が含まれており、小さなお子さんが完全に消化してしまうには3日ほど時間がかかります。内臓に負担がかかるため、お子さんが寝グズりしてしまったり、体調を崩したりしてしまうでしょう。
しかし、脂肪分も砂糖やカフェインと同じく中毒性があるので、チョコレート中毒にならないように気をつけなければいけません。
バレンタインシーズンは予期せぬところからチョコレートをもらうシーンもあるでしょう。
お子さんがうっかり口にしてしまい、「おいしい」と感じれば何度も欲しがってぐずる可能性があります。
その際にかわいそうだからとあげていると将来的に影響を及ぼす可能性があることを意識しておいてください。