年々ピークが早まるRSウィルス感染症にご用心!|小規模認可保育園【サンライズキッズ保育園 大津園】

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年々ピークが早まるRSウィルス感染症にご用心!

2021-08-30

Category:子育てにお役立ち情報

 

非常に感染力が強く、保育園や幼稚園などで施設内感染することも多い「RSウィルス感染症」。
毎年9月から流行が始まり、年末をピークに春ごろまで注意が必要です。ところがここ数年は夏から流行が始まるようになっており、2021年も7月からすでに流行が拡大しつつあります。
ほぼすべての子ども2歳までに1度はかかると言われていますが、RSウィルス感染症とはいったいどのような病気なのでしょうか?気になる症状や、ご家庭でもできる対策方法についてご案内します。

【RSウィルス感染症とは】
RSウィルスとは「Respiratory Syncytial virus(レスピラトリー・シンシチアル・ウイルス)」の略。つまりRSウィルス感染症とは、このRSウィルスを感染したことにより起こる呼吸器系の感染症のことです。
1歳になるまでに5割~7割が、2歳までにはほぼすべての子どもがRSウィルスに感染すると言われていて、1度感染してもその後何度も感染するという特徴があります。
大人になっても感染しますが1歳を超えると重症化リスクは軽減。しかし乳幼児の初感染時は重篤になりやすく、細気管支炎や肺炎につながることも少なくありません。そのため、乳児期早期の子への感染には特に注意が必要です。

【感染経路と症状】
RSウィルスは日本に限らず世界中に分布していますが、空気感染はありません。直接接触をはじめ咳やくしゃみといった感染者からの飛沫感染、ドアノブやおもちゃなどウィルスの付いた物を触ることからの接触感染などによって感染症が引き起こされます。
発症すると咳や鼻水、発熱といったいわゆる風邪の症状がみられ、体外に排出されるまでの期間は10日~1ヶ月ほど。「ヒューヒュー」や「ゼーゼー」という喘鳴(ぜんめい)を伴った呼吸困難の症状がある場合は肺炎や気管支炎、細気管支炎につながる可能性があるため要注意です。

【おうちでできる感染対策】
特に乳幼児を抱えるご家庭では感染が心配かと思いますが、残念ながらRSウィルスを撃退できる特効薬は現在のところどこにもありません。治療法としては、症状に合わせて対処療法を行うのが一般的です。
そのため、ご家庭でも日頃から予防を心掛けることが大切。大人がRSウィルスに感染しても軽い風邪のような症状で終わるため、RSウィルスだということに気づかないケースが多くあります。
RSウィルス感染症の流行時期に限らず、咳などの症状がある大人が子どもとの接触を避けることで感染予防につながります。接する場合もマスクを着用したり、家族みんながよく触る家具やドアノブなどをこまめにアルコール消毒しておきましょう。