まだまだ暑い日が続き、外で思いっきり遊ぶことが難しいですね。
そんな時は、お部屋でもできる感触遊びを取り入れてみてはいかがでしょうか?
感触遊びは手のひら、指先をたくさん使う為、子どもの発達を促す良い効果がたくさんあると言われています。どのような効果、遊びがあるのかをお話しします。
🌞感触遊びとは?
感触遊びとは、身の回りの物を使って素材の触り心地を楽しむ、感覚遊びの1つです。
子どもは周囲にある色々な物を見たり、触ったり、時には口に含んだりして、そのものを知ろうとしますよね。特に乳幼児期にはこのような行動がたくさん見られるので、感触遊びを積極的に取り入れることをおすすめします。
🌞感触遊びの効果
「手は第二の脳」「手は外部に出た脳」と言われています。
手は体の中で占める表面積は少ないですが、大脳の中の広い領域を使って、手が複雑な動きをする為の指令を送っています。また脳は手のひらや筋肉の動きなどを受け取りモニターしています。その為、さまざまな素材を触って感触を確かめることで、指の感覚を育み、手をよく使うことで脳の約3分の1を刺激することができるのです。
また、感触遊びのような創造的、芸術的な活動は側頭頭頂接合部など想像性や比喩の理解にかかわる部位を刺激します。「これに触ったらどんな感じがするだろう」と想像力や思考力、意欲を高めることにもつながります。
アドバイス・・・右脳左脳論は極力避けた方がよいです。時代遅れです。
🌞感触遊びの種類は?
▼素材そのまま!すぐにできる遊び
〇春雨、わかめ、高野豆腐、マカロニ
そのままの状態と水で戻した状態と、どちらでも触って遊ぶことができます。また水で戻す過程も楽しむことができます。
〇新聞紙、チラシ、トイレットペーパー
触ったり、破いたり、丸めたり、ちぎって散らしたり、新聞紙の上をハイハイしたり、歩いたり、トイレットペーパーを水で溶かして触ってみたり……
身近なもので十分楽しめます。
▼少し準備が必要な遊び
〇粘土(食材)
パン粉・小麦粉・片栗粉はどれでも水を加え粘土を作ることができます。まとまりやすくするには少し油を入れます。水を加える前のサラサラ、ザラザラの感触や粘土を作っていく過程が体験できます。食紅や絵具を入れるとカラフルな粘土ができあがります。
〇ゼリー
事前に寒天ゼリーやゼラチンゼリーを作っておき、触ったり、握りつぶしたりして遊びます。
▼自然の中の遊び
〇砂
サラサラ、ザラザラ、ドロドロ等の感触を楽しみます。自分で水を加えたり、固さを調節したり、試行錯誤しながら遊びます。
〇雨・水
降ってくる雨を手で受けてみたり、枝をゆすって溜まった水滴を飛ばしたり、溜まった雨水で遊んだりします。
サンライズキッズ保育園の活動の中でも、感触遊びは積極的に取り入れています。
アレルギーや、誤飲には十分に気を付けながら、上記の遊び以外には、スライム、絵具、
石鹸等様々な素材を使用し、思いっきり楽しめるよう工夫をしています。
子どもたちの好奇心をそそるような遊びを通して、育脳教育をしていきたいと考えていま
す。