2022-06-14
Category:子育てにお役立ち情報
ざーっという音や窓ガラスを伝う雨のしずくや軒下に流れ落ちていく雨に反応して子どもたちが「あめ!あめ!」と教えてくれるようになってきました。
梅雨入りをして一週間ほど立ちましたが、お気に入りのレインコートやレインブーツ、傘を見せてくれるお子さんもいて、子どもたちは子どもたちなりに雨の季節を楽しんでいるようです。
そこで雨のお散歩に出てみてはいかがでしょうか。子ども目線の発見が楽しいですよ。
成長させてくれる雨のお散歩
雨は恵みの雨とも言われています。
植物だけではなく、小さなお子さんの五感を刺激して心身の成長を促してくれるのです。
●雨降りの色
雨が降ると建物や道路が濡れて色が変わります。
雲の色合いやけぶる空気から感じる色も違って見えるでしょう。
葉っぱや車、傘などについた雨粒や水たまりにリフレクションする景色もお子さんからすれば不思議な光景です。
カエルやカタツムリなど雨が降る時期にしかお目見えしない生き物を見つけてみたり、雨に濡れて輝くあじさいを観察してみたり、お子さんの知的好奇心を刺激するには十分な視覚の刺激があります。
●雨降りの音
小さなお子さんでも「さっきの雨の音と違う」「ぽたんぽたんがざーっていいだした」と気づきを伝えてくれます。
お散歩中の傘やレインコートに当たる雨の音にお子さんは好奇心を刺激されるでしょう。
夕立ちのあとの「ぴちょんぴちょん」という音やレインブーツで水たまりに飛び込んだ「ばしゃん」という音、軒下に空き缶を置いたときに聞こえるさまざまな音色。
車が道路を通る音もいつもと違います。
こうした音の違いを楽しむこともできますが、大雨の日はこの雨の音が命を救ってくれる場合もあります。
しっかりと音を聞くこと、音を楽しんだり危機感を感じることなど、聴覚の刺激はお子さんの成長を促してくれます。
●雨降りの感触
レインコートを通して身体に当たる雨の感触、水たまりを触ってみた雨水の感触、葉っぱやフェンスについた雨粒をゆらして落としてみたり、レインブーツに水が入ってしまった時の不快な感触だったり、雨のお散歩はさまざまな触覚も刺激してくれます。
はしゃぎすぎて蒸れたレインコートが肌に張り付いて不快だと感じたら、お着替えを促すチャンス。
なぜ汗を拭いたり、着替えたりしなければいけないかが自然と伝わります。
雨振り独特の香りなど嗅覚の刺激してくれる雨のお散歩。
身体がびしょ濡れになったり冷えたりした時の準備を万全に整えて、親子で雨のお散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。
お子さんがさまざまな発見をしたら、「そうだね」と寄り添ってあげてください。