2022-04-28
Category:子育てにお役立ち情報
5月5日はこどもの日。端午の節句としても知られています。
お子さんが初節句を迎えるという方もいらっしゃるでしょう。
ご親族が集まってお祝いをするという方もいらっしゃるかもしれませんね。
さてせっかくお祝いするのであれば、伝統に則ってきちんとお祝いしたいもの。
こどもの日は何をする日なのかご紹介します。
こどもの日と端午の節句
同じ5月5日にお祝いする「こどもの日」と「端午の節句」ですが、実は由来がまったく違います。
「端午の節句」は年に5回ある「五節句」の一つで、男の子の無病息災を祈願する日です。
五節句の風習は中国から日本に伝わり、江戸時代に幕府が祝日として位置づけました。
「こどもの日」は国民の祝日に関する法律第二条)によると【こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する】日と定められています。
こどもなので、男の子だけでなく、女の子のための日でもあるのです。
なにより「母に感謝する」日とのこと。5月は「母の日」、6月は「父の日」があるので両親に感謝する日にしてもいいのではないでしょうか。
こどもの日に飾るもの
こどもの日に飾るものといえば「鯉のぼり」と「五月人形」でしょうか。
地域によっては鯉のぼりの飾り方や形状が違う場合も。
江戸時代の武家では男の子が生まれると「のぼり」を立てて知らせる風習があったのだとか。
そこに「登竜門」で知られる鯉の滝登りから「鯉のぼり」が生まれ、「立身出世の願い」が込められています。
鯉のぼりを外に飾るのは、神様に守ってもらうための目印とするためなのです。
五月人形も兜だけのものから弓矢が揃ったもの、武者姿の男の子の人形などがあります。
江戸時代、武家社会の間で「男の子の厄除と立身出世を願う」ために五月人形は飾られるようになりました。
こどもの日に食べるもの
こどもの日に食べるものといえば「柏もち」と「チマキ」。
「柏もち」の柏の葉は、次の目が出るまで枯れ落ちないので、子孫繁栄につながる縁起の良いものとされています。
ふんわりと柏の香りがうつるおもちはおいしいですが、小さなお子さんが食べるときには小さくカットしてよく噛んで食べるように言いましょう。
そして「チマキ」は東日本ではおこわ、西日本では甘いお餅がチガヤの葉にくるまれて蒸されたものが主流です。
チガヤマキが「チマキ」となっていったと言われています。
チマキも中国から伝わり、厄除けの食べ物と言われています。
柏もちやチマキ以外にも地域によってこどもの日に食べるものがあります。
せっかくご親族が集まるのであればいろいろ取り寄せてみるのもアリですね。